日本相撲協会の公益認定、困難~官房長官
大相撲の八百長行為が疑われるメールが見つかった問題をめぐり、枝野官房長官は3日、日本相撲協会の公益法人の新たな認定は現状では難しいとの認識を示した。
枝野長官「事実を明らかにして、こうしたうみは全て表に出していただく。その上で、厳しい措置を日本相撲協会として取っていただく。八百長がまん延しているような法人であれば、公益認定を得ることは難しいのではないかと言わざるを得ないと思っている」
日本相撲協会は現在、公益法人として税制の優遇措置などを受けているが、制度移行に伴い、13年までに新たな認定が必要となる。
公益法人の認定を所管する蓮舫行政刷新相も「認定の条件を満たしているとは思えない」と述べた。
蓮舫行政刷新相「公益認定されるときの条件は、公正なルールの下で競技が行われているというふうに考えているので、とても今、その条件を満たしているとは私自身も思えない。現段階で認められるのは、所管大臣としては厳しいと思っている」
さらに蓮舫行政刷新相は「問われているのは日本相撲協会のガバナンスそのものだ」と指摘し、法人認定のためには体質の抜本的な改善が必要との認識を示した。